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Text File  |  1993-11-30  |  21KB  |  552 lines

  1. ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
  2. ★    HEwinについて,
  3. ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
  4.  
  5.  
  6.  HEwin はマルチウィンドゥ環境でさまざまなツールを操作できるアプリケーショ
  7. ンプログラムです。
  8.  HEwin は次の6つのウィンドゥ・アプリケーションを内蔵しています。
  9.  
  10.     (1) アプリケーションセレクタ
  11.     (2) ファイルマネージャ
  12.     (3) DOS コンソール
  13.     (4) 通信ターミナル
  14.     (5) テキストエディタ
  15.     (6) TIFFビュワー    
  16.  
  17.  これらのアプリケーション以外にも,MIDI BGM演奏機能,CインタプリタCCI 等,
  18. 様々なサポートツール,ユーティリティが用意されています。
  19.  
  20.  ここでは.各アプリケーションの主な役割と概要を簡単に紹介しておきます。
  21.  
  22.  
  23. ●アプリケーションセレクタ
  24.  
  25.      HEwin に内蔵されているアプリケーションやユーティリティ,DOS コマンド
  26.     をアイテム登録して起動します。
  27.  
  28.     ※    TownsMENU にも「アイテム登録」がありますが,HEwin の中では特にこと
  29.         わりのない限り「アプリケーションセレクタのアイテム登録」を表します。
  30.  
  31. ●ファイルマネージャ
  32.  
  33.      ファイルマネージャはファイル操作と管理を行うアプリケーションです。
  34.      ファイルマネージャには,ドライブを選択する「ドライブセレクタ」とファ
  35.     イル名の一覧を表示する「ファイルリスタ」の2種類のウィンドゥがあります。
  36.      ドライブセレクタは1つしか起動することができませんが,ファイルリスタ
  37.     はドライブやディレクトリ毎にいくつも起動することができます。
  38.  
  39.  
  40. ●DOS コンソール
  41.  
  42.      DOS コマンドを実行するためのウィンドゥです。簡単なCD辞書検索機能も付
  43.     いています。
  44.      TownsOS に付いているコンソール機能とは違い,HEwin の中からDOS コマン
  45.     ドを実行しますので使用できるメモリが非常に少なくなっています(状況にも
  46.     よりますが,リアルメモリは130~200Kバイト程度しか使えません)。
  47.      また,コンソールVRAM等はエミュレートしていませんので,ごく単純な画面
  48.     出力を行うコマンドしか実行できません。
  49.  
  50. ●通信ターミナル
  51.  
  52.      パソコン通信を行うためのウィンドゥです。
  53.  
  54. ●テキストエディタ
  55.  
  56.      テキスト編集を行うウィンドゥです。
  57.      テキストバンイダと呼ばれる複数のテキストファイルをまとめて管理する機
  58.     能も備わっています。
  59.  
  60. ●TIFFビュワー
  61.  
  62.      TIFF画像データの表示を行うウィンドゥです。
  63.      HEwin は16色画面モードで動作していますので,16色モードの画像データし
  64.     か表示することができません。
  65.      ただし,32K色モードの画像データは8色でタイリング表示を行います。
  66.  
  67.  
  68. ******************************************************************************
  69. ☆    HEwinの基本的操作
  70. ******************************************************************************
  71.  
  72. ●マウスの操作
  73.  
  74. ・左クリック            マウスの左ボタンを一回押して,すぐに離す動作。
  75.  
  76. ・右クリック            マウスの右ボタンを一回押して,すぐに離す動作。
  77.                         主に実行の取消に使用される。
  78.  
  79. ・ダブルクリック        短い間隔( 0.2秒以内)で左クリックを2回連続して行う
  80.                         動作。
  81.  
  82. ・ドラッグ                マウスの左ボタンを押したまま,マウスカーソルを移動
  83. (ドラッグ&ドロップ)    すること。ウィンドゥやアイテムを移動したり,ウィン
  84.                         ドゥサイズを変更するときに用いる。
  85.                         左ボタンを離した時点で,ドラッグされている対象が落
  86.                         とされた(ドロップされた)ことになる。
  87.  
  88.     ※    ドラッグ中にマウスの右ボタンを押すとドロップ動作は取り消されます。
  89.  
  90.  
  91. ●ウィンドゥの操作
  92.  
  93.  
  94.     ・アクティブ・ウィンドゥ
  95.  
  96.      HEwin では,何枚ものウィンドゥが同時に開けますが,ユーザーが直接操作
  97.     できるウィンドゥはひとつだけです。このユーザーが直接操作できるウィンドゥ
  98.     を「アクティブウィンドゥ」といいます。
  99.      また,あるウィンドゥをアクティブウィンドゥな状態にすることを「アクティ
  100.     ブ化」または「アクティブ状態にする」といいます。
  101.  
  102.     ・アクティブ・ウィンドゥの選択
  103.  
  104.      画面に表示されているウィンドゥを左クリックすると,クリックされたウィ
  105.     ンドゥがアクティブ化されます。
  106.      ウィンドゥに別のウィンドゥが重なっていて,表示されていないウィンドゥ
  107.     は左クリックによって選択,アクティブ化できないので,上に重なっているウィ
  108.     ンドゥを移動,またはクローズするか,メイン・メニューバーの[WINDOW]メニュー
  109.     配下の「List」を利用してアクティブ化してください。
  110.  
  111.     ・ウィンドゥの移動
  112.  
  113.      アクティブウィンドゥの最上部トップバー部分(ただしアプリケーション名,
  114.     クローズボタン,ヘルプボタン部分を除く)をドラッグすることでウィンドゥ
  115.     の表示位置を変更,移動することができます。
  116.  
  117.     ・ウィンドの大きさを変える
  118.  
  119.      ウィンドゥの大きさが変更できるアプリケーションは,ウィンドゥの右下に
  120.     配置されている「リサイズボタン」によってウィンドゥの大きさを変更するこ
  121.     とができます。
  122.      矢印が右下に向いているボタンがリサイズボタンでドラッグすることでウィ
  123.     ンドゥサイズの変更ができます。
  124.      リサイズボタンの右にある,矢印が中央に向いているボタンは縮小ボタンで
  125.     す。左クリックするとウィンドゥが小さくなります。ウィンドゥが標準サイズ
  126.     よりも大きな場合は,いったん標準サイズとなります。もういちど縮小ボタン
  127.     を左クリックすると最小サイズとなります。
  128.      リサイズボタンの上にある,矢印が外に向いているボタンは拡大ボタンです。
  129.     左クリックするとウィンドゥが大きくなります。ウィンドゥが標準サイズより
  130.     も小さな場合は,いったん標準サイズとなります。もういちど拡大ボタンを左
  131.     クリックすると最大サイズとなります。
  132.  
  133.     ・ウィンドゥのクローズ
  134.  
  135.      ウィンドゥの右上に配置されているクローズ・ボタンを左クリックすると,
  136.     クローズするか,アイコン化するのかを選択・指定できます。
  137.      ここで「クローズ」を選択・指定すると,そのウィンドゥはクローズ(終了)
  138.     したことになります。
  139.      アプリケーションが作業中の場合は,クローズ前に確認を求めてくる場合が
  140.     あります。
  141.  
  142.  
  143.     ・ウィンドゥのアイコン化
  144.  
  145.      HEwin の各ウィンドゥはアイコン化することができます。
  146.      ウィンドゥの右上に配置されているクローズ・ボタンを左クリックすると,
  147.     クローズするか,アイコン化するのかを選択・指定できます。
  148.      「アイコン化」を指定すると,アイコン状態となります。
  149.  
  150.      アイコン化された状態では,アイコンをダフルクリックすると再びウィンドゥ
  151.     状態に戻ります。また左クリックするとメニューがあらわれ,ウィンドゥ状態
  152.     にするか,クローズするか選択・指定できます。
  153.  
  154.  
  155. ●HEwinの終了
  156.  
  157.  HEwin を終了するときには,画面右上の[EXIT]ボタンを左クリックしてください。
  158.  作業中のアプリケーションがある場合には,確認を求めてきます。
  159.  最後に,システム状態を保存するかどうか尋ねてきます。保存した内容は次にHE-
  160. win を起動したときに自動的に読み込まれ再設定されます。
  161.  ここで保存できる内容は,
  162.         (1) 壁紙の設定
  163.         (2) 自動画面移動モード
  164.         (3) 画面保護機能の起動時間(ブラックアウト・タイム)
  165.         (4) メモリ対策レベル
  166. だけです。
  167.  すべての状態が,保存できるわけではありません。
  168.  
  169.     ※    システム状態は,ファイル名「HEWIN.ENV」 というファイルに保存されま
  170.         す。
  171.  
  172. ●画面移動について,
  173.  
  174.  HEwin のウィンドゥアプリケーションは,1024×512 ドットの仮想画面を使って
  175. 動作しています。
  176.  TOWNS が画面に表示できるのは範囲は640×480ドットまでですので,残りの部分
  177. は表示画面の移動によって見渡せるようになっています(画面最上部と最下部にメ
  178. インメニューバーとシステム行が配置されていますので,一度に見れるのは640× 
  179. 440 ドットです)。
  180.  表示画面の移動はマウスカーソルが画面の上下左右いずれかの端に達したときに
  181. 行われます。
  182.  また,メイン・メニューバーの[SETUP]メニュー配下の「Auto screen move」 
  183. を有効にしておけばアクティブ・ウィンドゥは自動的にディスプレイ表示内に収ま
  184. るように画面移動されます。
  185.  
  186.     ※    かな漢字変換の変換位置は,かならず画面上に表示されます。
  187.         かな漢字変換が有効な場所では,この変換位置がディスプレイ画面上から
  188.         見えなくなるような画面移動は行えません。
  189.         移動しようとしても強制的に戻されます。
  190.  
  191.  
  192. ******************************************************************************
  193. ☆    HEwinの動作環境について,
  194. ******************************************************************************
  195.  
  196. ●HEwin起動時のオプションパラメータ
  197.  
  198.  HEwin には次の起動時オプションが存在します。
  199.  
  200.     ----------------------- --------------- --------------------------- ------
  201.     パラメータ                範囲            内容                        デフォルト
  202.     ----------------------- --------------- --------------------------- ------
  203.     -scnMode        <n>        0 or 4            画面モード                         0
  204.     -heepSize        <n>        32~            CCI 用ヒープ領域サイズ           128
  205.     -codeSize        <n>        32~            CCI 用コード領域サイズ           256
  206.     -cciTest        <file>    ファイル名        CCI プログラムのテスト        ******
  207.     ----------------------- --------------- --------------------------- ------
  208.  
  209.     【解説】
  210.     ・scnMode            画面モード
  211.  
  212.         「-scnMode 0」の場合には画面表示領域は640×480ドットです。
  213.         「-scnMode 4」の場合には画面表示領域は736×480ドットです。この場合,
  214.         使用しているディスプレイによっては(相性や固体差もあります),画面
  215.         の端が歪んだり,表示されない場合があります。
  216.  
  217.     ・heepSize,codeSize
  218.  
  219.         内蔵のCインタプリタCCI の作業領域の大きさを指定します。
  220.         CCI プログラムを改造したり拡張したときには,この大きさを増やす必要
  221.         があります(現状では指定する必要はありません)。
  222.  
  223.     ・cciTest            CCIプログラムのテスト
  224.  
  225.          CインタプリタCCI で作成されたプログラムのテストを行います。
  226.          オプションパラメータのファイル名が省略された場合にはCCI プログラ
  227.         ムHEWIN.CCI を読み込みます。正常に読み込みが終了するとHEwin を終了
  228.         します(TownsMENU に戻ります)。文法エラーがあればエラーが起こった
  229.         位置を表示します(ただし表示された行番号がエラーが起こった位置とは
  230.         かぎりません)。
  231.          ファイル名が指定されている場合には,指定されたファイルをCCI プロ
  232.         グラムとして読み込み,正常に読み込めた場合は「CCITEST_main()」とい
  233.         う名前の関数を実行してHEwin を終了します。
  234.          このオプションは,CCI プログラムを修正したり改造したときのデバッ
  235.         グ用に使ってください。
  236.  
  237.  
  238. ●壁紙について,
  239.  
  240.  HEwin では壁紙をユーザーが指定することができます。
  241.  壁紙はアプリケーションセレクタにアイテム登録されている「壁紙」を実行して
  242. 設定変更を行ってください。
  243.  単に色を指定する方法と,TIFFファイルを指定する方法とあります。
  244.  TIFFファイルには,モノクロ(単色),16色,32K色モードの画像データを読み
  245. 込むことができます。
  246.  モノクロデータでは表示色と背景色を指定できます。
  247.  画像データにパレットが指定されていてもパレットは変更できません。
  248.  32K色モードのデータは8色でタイリング表示されます。
  249.  なお,画像データとは無関係に壁紙にTIFFファイルを指定した場合はフリーメモ
  250. リは約 256Kバイト減少します(実装メモリが少ない場合には注意してください)。
  251.  
  252.  設定変更した壁紙は,HEwin 終了時に,「システム状態は保存する」を指定しない
  253. と,次にHEwin を起動したときは元の状態となります。
  254.  
  255.     ※    フリーメモリが十分に残っていない状態で壁紙にTIFFを指定しても,壁紙は
  256.         変更されません。
  257.         [SYSTEM]メニュー配下のフリーメモリサイズ表示で空きメモリが十分(2~
  258.         3 Mバイト以上)残っていてもメモリ不足で壁紙にTIFFを指定できないこ
  259.         とがあります(連続した256 Kバイト以上のフリーメモリが必要ですので)。
  260.  
  261.  
  262. ●HEwin動作中についての注意
  263.  
  264.  HEwin の動作中は,起動したHEWIN.EXP が格納されているディスクは電源を切っ
  265. たり,メディアの交換等は行わないでください。
  266.  HEwin 動作中に,各種設定や状態などを保存するために起動ディレクトリ(HEWIN.
  267. EXP が格納されているディレクトリ)を頻繁にアクセスします。
  268.  起動ディレクトリのあるディスクがアクセス不能だったり,メディアが交換され
  269. ていると不都合が生じますので注意してください。
  270.  
  271.  
  272. ●ディスク画面退避について,
  273.  
  274.  HEwin はダイアログやウィンドゥ画面の退避領域がメインメモリ上に確保できなっ
  275. たときはディスク上に退避を行います(メモリ対策が有効となっている場合は頻繁
  276. にディスク画面退避が行われます)。
  277.  この退避先のディスクはMS-DOS の環境変数「TMP 」に指定可能です。
  278.     【例】
  279.         環境変数設定
  280.       ┌────────────────────────────────┐
  281.       │SET TMP=P:\TMP                                                  │
  282.       └────────────────────────────────┘
  283.         これをAUTOEXEC.BAT に加えてください(ドライブやディレクトリは各自
  284.         変更してください)。
  285.  
  286.  退避画面は「$VBLKnnn.TMP」(nnn は3桁の数値)というファイル名となります。
  287. このファイルはHEwin を終了するまでは消去しないでください。
  288.  
  289.  ディスク画面退避が行われると処理速度がいちじるしく低下しますが,退避先を
  290. RAM ディスク等にしておくとある程度は速度低下も抑えられます。
  291.  ディスク画面退避は連続したフリーメモリが確保できないときに起こるので,
  292. [SYSTEM]メニュー配下のフリーメモリサイズ表示で空きメモリが十分残っていても
  293. 発生することがあります([SYSTEM]メニューのフリーメモリサイズ表示は,フリー
  294. メモリの合計を算出したものです)。
  295.  
  296. ●リアルメモリの設定に関して,
  297.  
  298.  HEwin は,動作状態が安定するよう割り込み用のリアルメモリを多めに確保して
  299. います。そのため,DOS コマンドを実行するためのリアルメモリはかなり少なくなっ
  300. ています。
  301.  ちょっとした大きさのDOS コマンドはリアルメモリ不足で動作しないことがあり
  302. ます(そのままではLHa は動作しないと思います)。
  303.  
  304.  しかし,リアルメモリを多く確保したいといった場合もあると思いますので,リ
  305. アルメモリの設定を変更するユーティリィティを用意しました。
  306.  アプリケーションセレクタにアイテム登録されている「EXP SETUP」 がリアルメ
  307. モリの設定変更ユーティリティです。
  308.  リアルメモリを増やしたい場合には,これを利用してください。
  309.  
  310. ・EXP SETUP の使い方
  311.  
  312.  「EXP SETUP」 を実行すると,ファイルダイアログが現れます。ここで設定を変
  313. 更したい実行プログラム「HEWIN.EXP 」を選択・指定します。
  314.  設定メニューが現れますので,次の中から選択してください。
  315.  
  316.     (1) Danger        ちょっと危ない
  317.     (2) Normal        僕は通信しない
  318.     (3) Standard    標準設定
  319.     (4) Bgm            BGMはガンガン
  320.     (5) Safery        安全設定
  321.  
  322.  (5) から(1) の順に使用できるリアルメモリは多くなりますが,動作状態が不安
  323. 定となります。動作状態が不安定になるというのは,突然ハングアップしたりする
  324. こがあるということです。
  325.  リアルメモリを増やすのは,割り込み処理用のメモリを削って稼いでいますので,
  326. 何かの拍子に割り込み処理用のメモリが足りなくなると突然ハングアップします。
  327.  よって,リアルメモリの設定変更は使用目的・状況をよく考えて設定してくださ
  328. い。
  329.  
  330.  通信を行わないのなら,(2) か(3) の設定で大丈夫だと思います。
  331.  通信を行いたいのなら(4) か(5) の設定にしてください。
  332.  (1) はよほどリアルメモリを多く残したいといった場合にしか選択しないでくだ
  333. さい(いつハングアップするかわかりませんので)。
  334.  
  335.  設定が決まったら.メニューの「Write 書き込み」を選択・実行してください。
  336.  最後に確認を求めてきます。
  337.  
  338.  設定を書き換えたら、いったいHEwin を終了してもういちど起動し直してくださ
  339. い(起動し直さないと設定は有効になりません)。
  340.  
  341. ・ハングアップの原因について.
  342.  
  343.  割り込み処理用のメモリが不足すると何の前触れもなく突然ハングアップします
  344. が,次のような状況でハングアップするのは割り込み処理用のメモリ不足が原因と
  345. 思われます。
  346.     ・通信中にファイルアクセスしたとたんにハングアップ
  347.     ・通信中に,キー入力,かな漢字変換を行うとハングアップ
  348.     ・BGM の演奏開始と同時にハングアップ(これはBGM データファイルが破損し
  349.       ているという可能性もあるが)
  350.  割り込み用メモリの不足は,通信中,BGM 演奏中,かな漢字変換中に起こりやす
  351. くなります。通信,BGM 演奏,かな漢字変換中に突然ハングアップすることがある
  352. 場合はリアルメモリの設定を安全な設定に変更してください。
  353.  
  354.     ※    設定の変更は,オリジナルのHEWIN.EXPに対して行ってください。
  355.         LZEXP 等で圧縮したHEWIN.EXP には使用しないでください。
  356.  
  357.  
  358. ******************************************************************************
  359. ☆    メニュー
  360. ******************************************************************************
  361.  
  362. ●    [SYSTEM]        システムメニュー
  363.  
  364.     「About HEwin」                    HEwin について,
  365.  
  366.         HEwin の作成された日時とバージョンを表示します。
  367.  
  368.     「Free memory」                    フリーメモリサイズの表示
  369.  
  370.         現在のフリーメモリサイズを表示します。
  371.  
  372.     「Sidework」                    サイドワーク・プログラム・メニュー
  373.  
  374.         サイドワーク・プログラム・メニューを呼び出します。
  375.         [CTRL]+[ESC]でも呼び出せます。
  376.  
  377.  
  378. ●    [MENU]            メニュー
  379.  
  380.     「Help」                    ヘルプ
  381.  
  382.         HEwin および,各アプリケーションの説明を表示します。
  383.  
  384.     「Free file dialog」            フリーファイルダイアログ
  385.  
  386.         ファイルダイアログを起動しますが,このファイルダイアログは他のアプ
  387.         リケーションや機能にはまったく影響をあたえません。
  388.         単にファイルダイアログを起動するだけです。
  389.  
  390.  
  391. ●    [WINDOW]        ウィンドゥメニュー
  392.  
  393.     「List」                    アプリケーションリスト表示
  394.  
  395.         現在,オープンされているアプリケーションの一覧を表示します。
  396.         表示されているアプリケーションの項目をダブルクリックすると,そのア
  397.         プリがケーションをアクティブ化されます。
  398.  
  399.     「Redraw」                画面の再描画
  400.  
  401.         画面を描き直します。
  402.  
  403.     「File maneger」                ファイルマネージャの呼び出し
  404.  
  405.         ファイルマネージャをオープン,アクティブ化します。
  406.  
  407.     「Appication selector」            アプリケーションセレクタの呼び出し
  408.  
  409.         アプリケーションセレクタをオープン,アクティブ化します。
  410.  
  411.  
  412. ●    [TOY-BOX]            TOY-BOXメニュー
  413.  
  414.     「BGM」                    BGM 設定
  415.  
  416.         BGM として演奏するMIDI演奏データファイル名を管理します。
  417.         詳しくはBGM 機能のヘルプを見てください。
  418.  
  419.  
  420. ●    「SETUP」                セットアップメニュー
  421.  
  422.     「Auto screen move」        自動画面移動モードの設定
  423.  
  424.          自動画面移動モードは無効(OFF ),1~3までの4つの中から選択し
  425.         できます。
  426.          モード1は,アクティブウィンドゥを描画するときにウィンドゥが画面
  427.         に中央に表示されるように画面移動します。
  428.          モード2は,アクティブウィンドゥを描画するときにウィンドゥが画面
  429.         内に収まる最小距離分だけ画面移動します。
  430.          モード3は,モード2と同じですがマウス操作による画面移動を無効に
  431.         します。
  432.          オフの場合は何もしません。
  433.  
  434.     「BlackOut time」            画面保護機能の起動時間設定
  435.  
  436.          HEwin では一定時間ユーザーの操作(キー入力とマウスボタンの操作)
  437.         がなかった場合には,ディスプレイを保護するために自動的に画面を変化
  438.         させる機能があります。
  439.          ここではユーザーが最後に操作した時間から何分後に画面保護機能を使
  440.         用するか設定できます。
  441.         「0」を指定した場合には,画面保護機能は使用されません。
  442.  
  443.     「Measure for memory」        メモリ対策レベル設定
  444.  
  445.          メモリ対策レベルを変更・指定します。
  446.          メモリ対策が有効(レベル1以上)の場合は,使用されていないメモリ
  447.         は極力ディスクに退避します。
  448.          実装メモリの少ないときにはメモリ対策を有効にしておくと効果があり
  449.         ますが退避先のディスクには相応の空きが必要です(最低でも実装メモリ
  450.         と同じか,倍以上の空きが必要です)。
  451.          レベル1よりもレベル2のほうがメモリの節約になりますがその分ディ
  452.         スクの空きは必要です。
  453.          また,ディスクに退避することで処理速度はかなり低下します。
  454.          退避先はMS-DOS の環境変数TMP に指定します。
  455.          詳しくは本説明ファイル中の「ディスク画面退避」についての説明をみ
  456.         てください。
  457.  
  458.  
  459. ******************************************************************************
  460. ☆    操作方法
  461. ******************************************************************************
  462.  
  463. ●各アプリケーションで共通なキー操作
  464.  
  465.     [CTRL]+[PF1]            アプリケーションセレクタに移動
  466.     [CTRL]+[PF2]            DOS コンソールウィンドゥに移動
  467.     [CTRL]+[PF3]            ファイルマネージャに移動
  468.     [CTRL]+[PF5]            BGM 設定ダイアログの呼び出し
  469.     [CTRL]+[PF6]            通信ターミナルウィンドゥに移動
  470.     [CTRL]+[PF7]            前のウィンドゥに移動
  471.     [CTRL]+[PF8]            次のウィンドゥに移動
  472.     [CTRL]+[PF9]            アプリケーションリスト
  473.     [CTRL]+[PF11]            ヘルプ
  474.  
  475.  
  476. ******************************************************************************
  477. ☆    Cインタプリタ,CCI
  478. ******************************************************************************
  479.  
  480.  CCI はHEwin に内蔵されているCインタプリタです。
  481.  言語仕様はC言語とほぼ同じですが,構造体がサポートされていません。
  482.  HEwin にはプリプロセッサは内蔵されていませんから,マクロを使いたい場合に
  483. は,cpp 等の外部プリプロセッサを用いる必要があります。
  484.  HEwin は起動時に“HEWIN.CCI” というファイル名のCCI プログラムを読み込み
  485. ます。HEWIN.CCI が(文法エラー等)正常に記述されていない場合はHEwin は起動
  486. できません。
  487.  HEwin では起動後にHEWIN.CCI 以外のCCI プログラムを読み込んだり,実行した
  488. りできません。CCI で作成したプログラムはすべてHEWIN.CCI の中に含めてくださ
  489. い。
  490.  
  491.  
  492. ******************************************************************************
  493. ☆    注意・補足,その他
  494. ******************************************************************************
  495.  
  496. ・半角円記号「¥」について,
  497.  
  498.  HEwin では,半角の円記号「¥」は,バックスラッシュ「\」として表示されま
  499. す。
  500.  
  501. ・画面のパレットに関して
  502.     パレット設定はサイドワークプログラムで変更してもHEwin に戻ったときに初
  503.     期化されます。
  504.     CCI にある関数,EGB_palette を用いればパレットの変更は可能です。
  505.  
  506. ・色変更について,
  507.     各ウィンドゥや,ダイアログの配色をユーザーが変更することは基本的にはで
  508.     きません。ただし,CCI よって実現されている機能については,CCI プログラ
  509.     ムを変更することで配色を変えることができる場合があります。また,テキス
  510.     トエディタ等のように一部配色変更が可能なアプリケーションもあります。
  511.  
  512. ・ウィンドゥサイズについて,
  513.     各アプリケーションの起動時のウィンドゥの大きさや,最大サイズ,最小サイ
  514.     ズはユーザーが指定することはできません。
  515.  
  516. ・HEwinの環境保存について,
  517.  
  518.  HEwin を終了したときの各ウィンドゥの状態,大きさ等の情報は保存・再設定で
  519. きません。
  520.  HEwin を再起動したときには,アプリケーションセレクタ以外のウィンドゥ状態
  521. はすべて初期化されます。
  522.  
  523.  
  524. ・日本語を含むファイル名について.
  525.  
  526.     HEwin では全角文字を含むファイル名には対応していません。
  527.  
  528.  
  529. ******************************************************************************
  530. ☆    Developer's notices
  531. ******************************************************************************
  532.  
  533.  
  534. ●メモリ対策の動作にして,
  535.  
  536.  メモリ対策というのは,現状ではウィンドゥの画面退避をディスクに行っている
  537. だけです(ディスク画面退避)。
  538.  メモリ対策が有効となっている場合は,アイコン化されたときの元のウィンドゥ
  539. 画面と,他のウィンドゥに完全に隠されて表示部分のないウィンドゥ画面がディス
  540. クに退避されます。
  541.  レベル1とレベル2の違いは,レベル2では退避されたウィンドゥは,アクティ
  542. ブ化されるまではディスクに退避された状態が継続されます(ウィンドゥを再描画
  543. するときにはその都度ディスクからデータを読み込みます)。
  544.  レベル2ではウィンドゥが表示された段階で,ディスクに退避された領域はメモ
  545. リに復帰します。
  546.  メモリに多少余裕のある場合は,レベル2よりもレベル1にしたほうが操作性は
  547. いいはずです。
  548.  
  549.  
  550.